一般NISAからつみたてNISAへ切り替える際の3つの注意点とは

*当サイトで紹介している商品やサービスには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります
株主優待
スポンサーリンク

この記事は次のような方に向けて書きました。

一般NISAからつみたてNISAへ切り替え方法、注意点が知りたい

つみたてNISAと一般NISAの違いは下記記事で詳しくまとめています。
まずは2つの違いを詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

2024年から新NISAがスタートします。
現在の一般NISAとつみたてNISAは2023年までしか投資出来ないのでご注意ください。
新NISAと現在の旧NISAは併用可能です。
新NISAが始まっても旧NISAの非課税期間は継続されるので、ご安心ください。
この記事を書いた人
けんと

・30代会社員
・中小企業で経理、総務担当
・株主優待に関するテーマをメインに発信中
・FP2級 日商簿記2級 建設業経理士2級を保有

けんとをフォローする

一般NISAからつみたてNISAへ切り替える際の注意点は3つ

一般NISAからつみたてNISAへ切り替える時の注意点は3つあります。

①金融機関を変えるとロールオーバーできない
②一般NISAで一度でも購入すると切り替えができない
③つみたてNISAへの切り替えは年1回しかできない

順番に詳しく見ていきます。

①金融機関を変えるとロールオーバーできない

一般NISAからつみたてNISAへ切り替える際に金融機関を変えると、ロールオーバー(非課税期間の延長)することができなくなります。

つみたてNISAにはロールオーバーという制度は無いからです。
最長20年の非課税期間を終えると、再延長はありません。

また、一般NISAで保有していた商品は、つみたてNISAへ変更後も5年間非課税で保有できますので、慌てて売却する必要はありません。

②一般NISAで一度でも購入すると切り替えができない

一般NISAから切り替えようとしている年に一度でも株や投資信託を購入した場合、年内はつみたてNISAへの切り替えができなくなります。

例えば、1月に一般NISAで購入した場合は来年まで切り替えができません。

つみたてNISAへの切り替えを検討中の方はタイミングも気にしていただくと良いと思います。

③つみたてNISAへの切り替えは年1回しかできない

一般NISAからつみたてNISAへの変更は年1回までです。

つみたてNISAへ切り替えた年に、再度一般NISAへ戻すことはできません。
頻繫に切り替えることはおすすめしません。

手間もかかり、何度も切り替えるメリットが無いからです。

私自身も一般NISAの枠(年間120万円)を使い切れず、つみたてNISAに1度変更してそのまま継続しています。

一般NISAからつみたてNISAへ切り替える方法

一般NISAからつみたてNISAへ切り替える場合、どの金融機関で開設するかによって手続きが異なります。

・同じ金融機関内でつみたてNISAへ変更する場合

一般NISAを開設している金融機関でつみたてNISAへ切り替える場合は手続きが簡単です。

各金融機関内の口座管理画面で、NISA関連のページに「つみたてNISAへの変更」等がありますのでそこから手続き書類の手配を進めていきます。

おそらくほとんどの金融機関がWEB上で書類の手配が行えると思いますが、分からない場合は電話で問い合わせをしてみましょう。

届いた手続き書類に必要事項を記入し、返送して完了です。

早ければ1週間程度で変更手続きが終わります。

・他社でつみたてNISAを始める場合

一般NISAを開設した金融機関とは別の金融機関でつみたてNISAを開設することも可能です。

ただし、一般NISAで保有していた金融商品は新たに乗り換えた金融機関へは引き継ぐことができないのでご注意ください。

保有資産は変更前の金融機関でそのまま運用できます。

他社への変更手続きの手順は次の通りです。

①現在の金融機関で変更書類の手配をする
②必要事項を記入し、返送する
③「非課税口座廃止通知書」が届く
④新たな金融機関でつみたてNISAの口座開設書類の手配をする
⑤必要事項を記入し、「非課税口座廃止通知書」を同封して返送する

以上で変更手続きは終了です。

つみたてNISAの口座開設が完了したら運用を開始できます。

おすすめのネット証券は下記にまとめていますのであわせてご覧ください。

一般NISAの保有資産は無理に売却する必要がない

先程も少し触れましたが、つみたてNISAへ変更したからといって一般NISAで保有している金融商品を無理に売却する必要はありません。

そのまま一般NISA口座で保管できるからです。

ただし、非課税期間はあくまで5年間なので、その間に売却することをおすすめします

非課税期間を過ぎると課税口座に移り、利益に対して課税されますのでご注意ください。

一般NISAからつみたてNISAへの変更がおすすめの人

つみたてNISAへの変更がおすすめの人は次のような方達です。

・投資初心者で、コツコツ投資をしたい方
・手数料が安い投資信託で運用をしたい方
・年収が高くない方

1つでも当てはまれば、つみたてNISAでの運用をおすすめします。

・投資初心者で、コツコツ投資をしたい方

今まで貯蓄がメインであまり投資に触れていない方は、コツコツ運用したほうが少ないリスクで投資をすることが可能です。

一般NISAは120万円までが上限ですので、使い切るには多くの資金が必要になります。
つみたてNISAの場合は年間40万円までが上限になります。

1カ月に約3.3万円の投資で上限を使い切ることができます。

・手数料が安い投資信託で運用をしたい方

つみたてNISAで投資できる商品はインデックスファンドが多くなります。

インデックスファンドは特定の株価指数に連動する動きを目指す投資信託で、手数料が安い特徴があります。

長期投資をする上で、日々の運用コストは将来の利益に大きく響いてきます。
そのため、長期的に運用をお考えの方はつみたてNISAでコストの安いインデックスファンドへの投資がおすすめです。

・年収が高くない方

つみたてNISAの年間投資上限は40万円です
そのため、収入が少ない方でも上限まで使い切れる方が多いでしょう。

一方、一般NISAは年間投資上限が120万円です。

使い切れないと翌年には繰り越せないので、収入が少ない方はつみたてNISAでコツコツ投資するのがおすすめです。

まとめ

一般NISAからつみたてNISAへ変更する際の注意点を再度おさらいすると次の3つです。

・金融機関を変えるとロールオーバーできない
・一般NISAで一度でも購入すると切り替えができない
・つみたてNISAへの切り替えは年1回しかできない

私自身はSBI証券で一般NISAから始め、上限を使い切れなかったのでつみたてNISAへ変更しました。
同じ証券会社内だったので、手続きはスムーズでした。

予想以上に簡単に手続きが出来ましたので、変更をお考えの方はぜひやってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました